
- バージル
- Vergil
- DMC
- Devil May Cry
- デビルメイクライ
- おにぎり
- おむすび
- 推しフード
ノートの詳細
炊いた米を三角形に握ったモノ、日本人のソウルフード、握り飯。
おにぎり、おむすび、とも言う。
陸の幸である米に、海の幸である塩を混ぜ、同じく海の幸である海苔で包み込んだ食べ物。
陸と海を結ぶ、おむすび🍙。
海に囲まれた陸である、日本に相応しい食べ物。
おにぎりは、鬼切、鬼斬であり、悪縁を断つ。
また、おむすびは、御結、御産霊(ムスヒ)であり、良縁を産む。
異なる世界の縁を切り、結ぶ。
My推しのバージルに相応しいイメージの食べ物である。
彼が後生大事に握るは、愛刀「閻魔刀(やまと)」。
閻魔刀は、冥界の裁定人の名を冠し、あらゆる物を斬り、次元や人間界と魔界の境界を断ち切る力がある魔刀。
人と魔を分かち、闇を切り裂き喰らい尽くす、と云われる。
逆に、人と魔を繫げるのが、彼の双子の弟、ダンテの愛刀、リベリオンである。
彼の父親である、伝説の魔剣士スパーダの力は3つの剣(リベリオン、スパーダ、閻魔刀)に分けられ、スパーダは、リベリオンをダンテに、閻魔刀をバージルに与えた、と公式説明にある。
魔剣スパーダは、正しき心と力を扱える者のみが振るえる。作中では、ダンテとトリッシュが扱っている。
My推しのバージルは、シリーズ5までは、分離、斬る、切る、断つ、というイメージが強いキャラであった。
5で推しの悪魔部分であるユリゼンがそれを強化版で象徴し、分離、不和、ルールで縛る者、絶対権力の象徴として描かれていた反面、推しの人間部分Vは、人や世界を繋ぐ役割を果たしていた。
(5までも、バージルは、人間界と魔界を断つ力である閻魔刀を愛刀としているにも関わらず、人間界と魔界を繋ごうとしていた。ダンテはその反対。)
バージルは、5で、自身をユリゼンとV、ナイトメアズに分けた時、彼はWilliam Blakeの詩の、「Earth's Answer(大地の答え)」から、「Brake this heavy chain, That does freeze my bones around‼」と引用し、己に刀を突刺している。
バージルは途中までしか引用していないが、詩の続きで、鎖で縛られていたモノが、歓びであり、自由な愛だと分かる。
また、Vがダンテに自己流ユーモアを交えて自己紹介した時、同じく、「Infant Joy(喜びの幼子)」から引用している事から、バージルの中で長年縛られており、閻魔刀により解き放たれたモノは、表面上はユリゼンの様に見えるが、実はVだったと分かる。
ユリゼンは、Blakeの作品において、縛る者、分離する者、霊的世界にいた人間を地上に分離させて創った神の様に描かれる。
つまり、縛っていたのはユリゼンで、縛られていたのはV。
作中の表面上は、バージルが力を求めて、悪魔の力を完全に解放させ、悪魔部分だけになりたかった、人間部分や苦悩である悪夢は切り捨てたかった、という描かれ方だが、バージルが言っている事の意味を読み解くと、本当は、人間部分が感じる愛や愛ゆえの苦悩を、悪魔的な部分から解放したかったのでは、とも受け取れるように描かれている。
バージルは、愛刀や、生まれ(半魔半人)、生き様からして、冥界(魔界)に片足を突っ込んで生きてきた、オイディプスの様な存在。(エディプスコンプレックス、3でミッション内の謎掛けが、オイディプスに出てくる、スフィンクスの謎だった事や、バージルが父親の力に拘り、父親を超えたがる事も意味深)
また、エジプト神話、オシリスとイシスの、オシリスの様に、自分がバラバラになり、冥界の王となり、その後復活する。
Blakeの作品では、アルビオン(人間、イギリスの古名)がこれと同じ様な存在。
バージルは、鬼(悪魔)を斬り、魔界と人間界、分離した自分、仲間といった、失われた絆を再び結びつけた。
彼は縁を斬り、結ぶ。
だから、おにぎり、おむすびは、彼を表す食べ物、と私は思う。
つまり、My推しフード‼
バージル推しの紳士淑女の皆様、おにぎり、おむすび🍙を食べて、
「This is Power‼」と叫びましょう!